大妻女子大学 教職支援センター

図書館学課程

教員紹介

宇田 剛(センター所長、専任教員)

詳細なご紹介

児玉 閲(教職総合支援センター特任教員,図書館学課程担当)

 私が図書館に興味をもったのは大学卒業後でした。書店に就職し,営業として大学図書館に出入りするうちに図書館の仕事の面白さを知ってから図書館を志すようになりました。仕事をしながら通信制大学で司書資格を取得し,大学図書館に転職することができました。大学図書館では医学図書館に配属され,そこから医学情報との長い付き合いが始まりました。閲覧係やシステム管理を担当したことで,利用者サービス,資料,業務の連携などを学びました。医学図書館在職中には大学院で研究する機会を得ました。大学院での研究は苦労の連続でしたが,何とか学位を取得することができ,2021年に本学の特任教授になりました。
 医学図書館に長く勤務した関係で学術雑誌に触れる機会が多かったため,学術雑誌やそこに掲載される論文,論文の引用関係に興味をもち,学術雑誌論や論文の生産動向,引用関係の分析を研究テーマにしています。また患者・市民への医療・健康情報サービス評価に関心を持っています。
 趣味は図書館見学と映画鑑賞です。図書館見学では, 47都道府県立図書館制覇を目指していますが,ここ数年はコロナの関係で停滞しています。映画鑑賞は大学院時代の恩師の影響で,1960年代までの名作を楽しむようになりました

 写真は,2010年のNew York Public Libraryです。どうしても見学したくて,単身でニューヨークに行きました。建物が改装工事中だったのが残念でしたが,それでも荘厳な造り,膨大な資料に圧倒されました。ホテル滞在にも拘わらず図書館利用カードを発行してもらえて,サービス意識の高さを改めて感じました。

深水 浩司(教職総合支援センター特任教員,図書館学課程担当)

 私が図書館情報学と出会うまでには、少しだけ時間が必要でした。教養学部で西洋哲学を学びながら、アルバイトで入った都市計画研究室でコンピュータを勉強したのがきっかけで、卒業後は情報処理専門学校の教員としてプログラマ(PG)とシステムエンジニア(SE)の養成をしていました。PG、SE教育はクリエイティブな教育なので楽しかったのですが、仕事への限界も感じ、大学に戻りシステムサイバネティクスを、そして情報学分野の一つである図書館情報学に出会いました。よって、私は図書館プロパーではありません。
 このような図書館に対する十分な知識や経験がない私の欠落部分を補ってくれたのは周りにいた知人達(というよりは図書館現場の大先輩達)でした。彼らの助けが無ければ今の私はありません。更に日本図書館協会(JLA)を通じてより多くの仲間と知り合うことができ、館種を越えた繋がりも持つこともできました。特定の館種に深く関わることも大切ですが、稚拙ながらも図書館界全体を見ることができるようになったのはこのような経緯からです。
 現在の興味は、ICT、特にICタグを利用した図書館内での利用者行動分析です。その他に、図書館を通じた地域への貢献や連携、館種や業種(出版や書店など)を越えた様々な連携の可能性を探ることにも興味があります。「人から始まる」連携をきっかけに、新たなサービスの構築にも挑んでいければと思っています。
 趣味は「何かを作ること」。基本的には「もの作り」が好きです(人脈作りも?)。料理はその一つで、「粉もの」関連ではうどんやそば、パスタやピザも生地づくりから始めています。創作デザート作りも好きでスポンジケーキも焼きますが、全卵を機械を使わず泡立てているうちにストレス解消もでき一石二鳥?と自分では思っています。しかし、早朝から始めると家人からはクレームが…。今は忙しくてできませんが、ガラス工芸(融けたガラスを膨らませながら形成するホットワーク)も再開したいと考えています。
 これからは、図書館に関わる人材育成に注力するつもりです。大学の図書館学課程だけでは十分な人材育成はできませんが、卒業生さん達との繋がりやJLAを通じて図書館を取り巻く有用な人材(サポーターも含めて)を育てる努力をいたします。興味がある方は(図書館学課程履修の有無に関わらず)ご連絡ください。一緒に図書館を取り巻く仲間になりましょう。

中山 愛理(短期大学部国文科専任教員)

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